学食を作ろう!

2年生の後半になると、実際に栄養士として社会に出るためのリハーサルがはじまります。それの第一段階として、学食の食事を一週間、私たちが作ることになりました。お昼の100食分です!
今まで、毎日のように調理実習はしていたけど、グループの人数分だったので、作っていたのは、だいたい8~10人分ずつ。それが100食分となると、もうそれだけで圧倒されそうな量です。

まずは、グループのみんなで検討して献立作成からスタート。栄養基準にあっていることはあたりまえ、見た目もおシャレで美味しいものを作りたい!しかも限られた予算内で。実はこれが一番の難関なのです…はい。お金をかけずに、いかに美味しくて栄養の整ったものをつくりだすかが、栄養士の腕の見せどころ、といった感じでしょうか。材料の仕入れから全てこなします。食後の感想を聞かせてもらいたいので、アンケートも用意しました。

100食分の献立

さあ、学食のスタートです!つくりだしたらもう夢中。食事を提供する時間は、絶対厳守ですから、段取りもキッチリとしておかないと大変です。お昼になって、トレイにのった食事を、みんなが席にはこんで食べはじめました。そんな様子を気にしながらも、まずはきれいに後片付け。「後片付けは次の行動への第一歩」なんですって。

アンケートを集計しながら、ミーティング。「すごく美味しかった!」「盛り付けがオシャレ」といったウレシイ意見はもちろん、「少~し冷め気味でしたよ」「もうちょっと味に変化がほしかった」といったご指摘も、貴重な意見。こういった意見を励みにして、これからもっと良い食事をつくるぞ!

保健所実習で地域のみなさんとふれあい

保健所では、一年を通してさまざまな教室や講習会をひらいています。私たちは、学外実習として保健所に行ってきました。実習の期間中、【おいしくて手軽な離乳食】と【丈夫な骨を作る料理】というふたつの料理教室、それから【生活習慣病を防ぐために】という講習会が開催されていて、その準備の手伝いをさせてもらいながら、実際に栄養士さんについて仕事を学びます。

料理教室では、調理の手順を説明しながら、なぜこれが体に良いか、どんなふうに体に作用するのかを、専門用語ぬきで、わかりやすく話していました。試食のときに、みんなおいしそうに食べてくれて、見ているこちらのほうが嬉しくなったぐらいです。試食しながら、雑談を交えての質問コーナーになっていました。こんな感じなら、気軽に質問できていいですね。

講習会では、いかにわかりやすく、楽しく、みんなが興味をもってくれるか、ということに集中して準備をしていました。そのかいあってか、みなさん、満足して帰っていったようです。保健所での栄養士さんの仕事は、こういったこと以外にも、事務処理もたくさんあって、いつも忙しく動きまわっていました。地域のみなさんの笑顔と健康を守るため、日々、がんばる栄養士なのです!

楽しい学校給食のために!

今日から小学校での実習にはいりました。私は子供のころから給食大好きだったけど、今の給食のバラエティーの広さには、とにかくビックリしました。和風・洋風・中華風・デザートといった、献立のバリエーションはもちろんのこと、ビュッフェ式だったり、中華円卓の取り分けだったり、給食時は食堂に集まって、高学年のお兄さん・お姉さんたちが、低学年の面倒をみながら一緒に食べたり…。食べ方にも、いろんな工夫がされているんですね。「食事は楽しくて大切なもの」ということを、いかに伝えるかということに余念がない、といった感じです。

献立の中に「今月のご当地メニュー」というものがありました。その土地で、旬にしか味わえないものを学校給食にしたもので、食材を提供してくださる方との交渉なんかも、栄養士さんがしていたようです。それに、「郷土食」の味を子供たちに覚えてもらって、その伝統をずっと受け継いでもらいたい、といった運動も、活発にしていました。

今、さかんにおこなわれている「食育」も、先生方と連携して、着々とすすめているようす…。「子供たちが元気に成長するように!」というチームワークが、心強く感じられました。
こういった見えないところでの努力の積み重ねで、私たちが思い出に残る6年間の給食がつくられていたんですね。

食事は治療の一部…病院での実習

今回は総合病院での実習です。この病院は、循環器科、消化器科、腎臓内科、糖尿病科、外科、整形外科、神経科の診療をおこなっていて、それぞれの病棟に、入院している患者さんがいます。当然、食事も、病棟ごとに異なっていて、さらに患者さんの容態によってこまかく指示が出されています。厨房で、調理の補助や盛り付けをして、ワゴンで病棟まで食事を運びました。

この病院では、回診のときに、医師に栄養士も同行して、患者さんの様子を、よく見ていました。少しでも早く回復して元気になれるように、食事も治療の一部なんですね。

病院の献立

病状ごとにことなる献立に加えて、入退院のうつりかわりの激しい総合病院です。ナースステーションからまわってくる連絡票は、こまかいチェックが欠かせません。

給食業務のほかにも、栄養指導にも丁寧に時間をかけていました。それぞれの患者さんの病状にあわせて、「なぜ、この病気にはこういう食事が必要か」といったところから、わかりやすく、優しい口調で話していました。
さらに、定期的にひらかれる「給食委員会」と、病院の栄養士さんは大忙し!「患者さんが、元気になって退院してゆく笑顔が、私のエネルギー源!」といっていた、栄養士さんの姿が印象的でした。